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文京で「まちのオアシス~文京喫茶展」 昭和創業店の魅力伝える

昭和時代に創業した喫茶店の看板アーカイブ

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 文京シビックセンター1階「シビックギャラリー」(文京区春日1)で12月17日~20日、「まちのオアシス~文京喫茶展」が開催される。文京建築会ユースの主催。

「喫茶ボンナ」のありし日の様子

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 1970年代までに創業した喫茶店15店ほどを中心に、開業秘話、まちの変遷と客の変化、こだわりの内装などについて紹介する同展。銭湯や旅館の研究を続けてきた文京建築会ユースが、「地域のコミュニティー拠点」としての視点で老舗喫茶店をリサーチした成果をまとめている。

 会場の一角には、1951(昭和26)年に創業し2018年(平成30)に閉店した「喫茶ボンナ」(文京区本郷6)のミッドセンチュリーモダンの内装の一部を、当時の家具と共に再現する。

 同団体代表の栗生はるかさんは「喫茶店はかつて文化・芸術を語らう場として愛され、意匠を凝らした空間を楽しみ、マスターのこだわり尽くされた一杯を味わう場所でもあった。リサーチする中では、喫茶店に地域のコミュニティ拠点としての役割や可能性を感じた」と話す。「時代も街並みも大きく変わっていく中で、半世紀ほども営業を続けている店主の変わらぬ思いや居心地の良い空間、こだわりのコーヒーの味は日常に大切な潤いを与えてくれる、まさにまちのオアシス。その数々の魅力を共有できれば」と期待を込める。

 開催時間は10時~18時(最終日は17時閉場)。

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