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中央大・後楽園キャンパスで新年度公開講座開講 初回は「ブロックチェーン」テーマに

中央大後楽園キャンパス

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 中央大学・後楽園キャンパス(文京区春日1)で4月6日、公開講座「ICTは国家法を破壊するか~ブロックチェーンと通貨と法」が開催された。

中央大学クレセント・アカデミー 2019年度公開講座開講で講義を行う同大法科大学院教授の佐藤信行さん

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 同大が、在学生と市民の共学の場として1986(昭和61)年より毎年開いている生涯学習講座「中央大学クレセント・アカデミー」の今年度開講記念として開いた同講座。クレセント・アカデミー所長で同大法科大学院教授の佐藤信行さんが、国境を越えて流通する情報が国家の法律に与える影響について講義を行った。

 ビットコインの基盤となるブロックチェーンという技術を使えば特定の国に置かれたサーバーにデータを置いておく必要がなく、どこの国の法律でも規制できないケースが発生し得ることや、国家は違法な通貨を禁止できるとしている法律の効力が失われてしまう可能性があることなどを、身近な例え話を交えて解説した。

 同アカデミー事務室の杉本育美さんは「先生方は最先端の時事問題についても専門的過ぎず、一般の方にも分かりやすい形で講義を工夫している」と話す。「当大の資源を生かして、地域の方たちと関わる接点を作っていくことがクレセント・アカデミーの目的」とも。同キャンパスのほか、駿河台、市ヶ谷、多摩の各拠点で、子育て世代やシニア向けにもさまざまなテーマを用意し、人気の高い講座はキャンセル待ちもあるという。

 佐藤さんは「世代を超え、国境を越えて、学びは楽しく、学びがある人生は楽しい。自己啓発の場として、親子のチャレンジの場として、豊かな人間関係構築の場として活用してほしい」と受講を呼び掛ける。

 各講座の概要や申し込み方法はホームページで確認できる。

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