フレンチビストロ「Bistrot 石箱(ビストロ いしばこ)」(文京区本郷3)がオープンして、8月14日で3カ月がたった。黄色い外壁が目印の本郷ビルの1階で、厨房に面したカウンター4席とテーブル8席の計12席を用意する。
オーナーシェフの箱石和行さんは東京のフレンチレストランで7年働いた後に渡欧し、ベルギーの有名ガイド掲載店「L'Eau Vive」でスーシェフを8年務めた。2018(平成30)年に帰国し、麻布台ヒルズのギャラリー併設レストランでの勤務を経て独立した。
箱石さんは「ベルギーで何料理をやっていたのか、ここは何料理なのかとよく聞かれるが、普通にフランス料理」と話す。国境があるだけで土地は地続きだという考えから、北部フランスと重なるベルギーの料理を軸に据える。森の深い内陸部で親しまれるキノコやジビエも使う。
メニューは黒板に並ぶ。看板は「いわて短角牛」で、サーロインとクリミを部位ごとに用意する。「ベルギーで赤身肉のうまさを知った」ことからそろえる。郷土料理の「マダラのワーテルゾーイ」は香味野菜と合わせた軽いクリーム煮。「ザジキ」は塩もみのキュウリにヨーグルトとニンニクのソースを重ねた一皿で、現地にはない独自の仕立てだという。
このほか「青森産鴨モモ肉のコンフィ」「特製ブーダン・ブラン」などの肉料理や、「チーズオムレツ」などの温菜を並べる。前菜の盛り合わせにはロースハムやパテドカンパーニュを盛る。自家製のパンや焼き菓子もそろえる。コースは「コースS」(6,700円)と「コースD」(8,400円)の2種類で、コースDには魚と肉の両方が付く。ワインはグラス10種類程度、ボトル30種類ほど。ベルギー産のビールも15種類前後を扱う。
迷う客には、前菜の盛り合わせを食べながらメインを選ぶよう勧めている。箱石さんは「食べたい時に、食べたいものを食べられる、自分が行きたいような店にしたい」と話す。
営業時間は18時~23時。