文京区立小石川図書館(文京区小石川5、TEL 03-3814-6745)と同みどりの図書室(大塚4、TEL 03-3945-0734)で「調べる学習」に関する講座が始まる。

　多世代に向けて、それぞれのニーズに沿ったテーマを用意する同講座。第1弾は6月30日、「子どものそばにいる大人向け」に開く「調べる学習を楽しもう　お父さん×お母さんの巻」。「図書館を使った調べる学習コンクール」の審査委員で帝京大学教育学部教授の鎌田和宏さんが小・中学生の保護者に向け、「調べる学習」の意義と楽しみ方やテーマを決めるコツを伝える。事前予約不要で当日参加もでき、託児の用意もある(託児は定員あり)。

　同館の山田万知代館長は「図書館の大切な機能の一つに『自分が知りたいことを調べる』『自分の考えのもとをつくる』があることを多くの人に知ってほしいと思い企画した。子どもたちの夏休み前には保護者の方に向けて、夏休みには小中学生向けに、図書館を活用するきっかけになれば」と話す。

　7月27日は小学校低学年、翌28日は小学校中学年～中学生を対象に10時～16時、「調べる学習おうえん隊」（事前申込制・抽選）を開くほか、8月5日には小学校中学年以上を対象に気象予報士の長谷部愛さんによる「天気と気象予報士を知るの巻」が、同22日は小学校5年生～中学生を対象に同館の司書らによる「図書館で働くってどんなこと？～図書館員体験講座」がある。いずれも申し込みと会場は小石川図書館。

　8月4日には大塚公園みどりの図書室で、小学生を対象に「調べる学習を楽しもう～カブトムシの標本をつくるの巻」（事前申込制・抽選）も予定。